見渡せば山々に寄り添った田畑や人の営み
それらを照らす陽は眩しく、月は優しく、
傍らには川が流れ、山が鎮座する
ここ佐那河内村は、まもなく千年を迎える
一千年前から
人々は種を蒔き、田畑を耕し、
時代とともに作物や栽培方法を変えてきた
一千年前から
人々は隣人と語らい、家族と笑い、
時には不平不満を言いながらも
自ら暮らしを作り、「今」を生きている
川が流れるように、変化するべきは変化し、
山が鎮座するように、人々の本質は変わらない
大地の恵みに感謝を忘れず
余分があれば分かち合う
助けが必要であれば手を差し伸べ
恩は巡り巡って返される