【令和6年度】震災遺構・伝承館を拠点に、東日本大震災の記憶と教訓を後世へ伝え続ける

宮城県気仙沼市
  • 【令和6年度】震災遺構・伝承館を拠点に、東日本大震災の記憶と教訓を後世へ伝え続ける
現在の寄付総額: 36,806,000円
目標金額:200,000,000円
18%
支援者合計
2110人
残り日数
150日 / 364日
募集期間: 2024年04月01日〜2025年03月31日
自治体情報
宮城県気仙沼市

“震災の記憶と教訓を伝え続けるために”

私たちは東日本大震災によって、当たり前にあった日常を一瞬にして奪われました。

大津波とその後の大規模火災は、死者1,152名、行方不明者214名、事業所の約8割が被災するといった甚大な被害をもたらしました。
今後は、二度と同じ悲しみを繰り返すことがないよう、災害の経験がない地域や若い世代、今後生まれてくる子どもたちに地震やそれに伴う津波の脅威をしっかりと“伝え続ける”こと、それが震災を経験し多くのご支援をいただきながら復興してきた私たちの使命だと考えています。


〝前へ進む勇気と復興へ向かう力″を与えてもらった私たちの使命

なかなか前を向くことができない私たちに、ボランティアの方々は寄り添うように側にいて支えとなってくれました。そこには確かな絆が生まれ、私たちは歩みを進める勇気をいただきました。

また、国内外から寄せられた多くのご支援は、私たちに「復興へ向かう力」を与えてくれました。
あれから12年の年月が流れようとしています。つらい日々が長く続きましたが、多くのご支援のおかげで気仙沼は震災前の日常を取り戻し、新たな未来へ向けて歩みを進めることができました。
私たちだけでは立ち上がることができなかったと思います。



「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」を拠点に、これからも震災の記憶と教訓を後世へ伝え続ける


この施設は、宮城県気仙沼向洋高等学校の被災建物を遺構とし、地震と大津波来襲時の記憶と記録を永遠に残し、防災の課題と教訓を未来に伝承するとともに、来館した方々に大震災を自らのこととして受け止め、日常生活の中でどのように自然災害と向き合う必要があるのかを考えていただく場所として整備されました。
大人だけではなく中高生も語り部となって伝承活動に加わり、経験してきたことや防災に対する考え方などを伝えています。また、グループワークや講演なども行っており、これまで修学旅行や企業研修など、多くの人に来館いただいています。
大切なことは、この震災伝承活動を後世まで継続して行っていくことだと考えています。




二度と同じ悲しみを繰り返さない


三陸沿岸地域は、歴史上、これまでも地震・津波の被害を受けた地でありながら、結果的に言えば、東日本大震災でも同じことをまた繰り返してしまいました。
同じ悲しみを繰り返してしまったのです。先人からのメッセージは様々なかたちで確かに発せられていましたが、現代を生きる私たちに、しっかり届いていたとは言い切れないと考えています。
それを踏まえて、私たちにできることは何か。
私たちは「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」を拠点とし、後世にわたり国内外へ地震・津波の恐ろしさを伝えながら、防災意識の向上を訴え続けます。また、自然とどのように向き合えばよいのかを共に考え、二度と同じ悲しみを繰り返さないように、警鐘を鳴らし続ける役割を担っていきたいと考えています。 




これからも気仙沼の使命を果たしていきます


自然現象は繰り返すものです。
「沿岸部に都市を形成する本市と同じような環境にあり、今後大規模な津波襲来の可能性がある全国・全世界の地域に、津波の恐ろしさや教訓を伝え共有し、備えと対策を促していくこと。また次代に渡り伝え続けること。」
気仙沼市は、これからもこの使命を果たしていきます。
何卒、本プロジェクトの趣旨にご賛同いただき、ご支援を賜りますようお願いいたします。




お礼品について “気仙沼の味”を是非ご賞味ください


お礼の品として気仙沼の特産品をご用意しました。それぞれの返礼品提供事業者は東日本大震災により甚大な被害を受けましたが、あきらめずに前を向き、様々な想いをもって復興してまいりました。
本プロジェクトを通して少しでも多くの方に気仙沼の特産品をご賞味いただけますと幸いです。