幻の和牛「土佐あかうし」の生産を守るため、全国の皆さまに知ってもらいたい!

高知県芸西村
  • 幻の和牛「土佐あかうし」の生産を守るため、全国の皆さまに知ってもらいたい!
現在の寄付総額: 9,580,000円
目標金額:600,000,000円
1%
支援者合計
550人
残り日数
0日 / 91日
募集期間: 2022年11月01日〜2023年01月31日
自治体情報
高知県芸西村

土佐あかうしを知ってもらいたい

芸西村のある高知県には全国に誇れる美味しい食材が存在します。そのひとつで、今注目を集め始めているのが「土佐あかうし」です。しかし、生産者が少なく、年間出荷頭数が400頭前後と非常に少ないのが現状です。また、近年では後継者もなかなか見つからず、年々生産者数が減少していくという危機に瀕しています。そのような状況でも生産者の方々は、毎日大変な思いをしながらも1頭の牛に対して約40カ月以上の長い時間をかけ土佐あかうしを育ててくれています。今回はそんな生産者の方々を守るために、「土佐あかうし」のブランド化を目標にこのプロジェクトを立ち上げました。ブランド化するには、まず全国の方々に知っていただくことが重要だと考えております。そして我々が加工することで、さらにおいしくなる土佐あかうしを味わっていただきたいのです。このプロジェクトが、全国のみなさまに土佐あかうしの魅力を知っていただく一歩になればと思っています。



幻の和牛・土佐あかうし

高知県でしか生産されていない「土佐あかうし」。年間出荷できる頭数が400頭前後で日本全国で1日1頭しか味わえないゆえに「幻の和牛」とも呼ばれています。和牛と言えば、“サシがたっぷり入った牛肉”というイメージが強いと思いますが、土佐あかうしは赤身とサシのバランスの良さが特徴です。小ザシという細かい脂肪が適度に入っており、脂だけでなく肉全体のおいしさを味わえます。赤身を噛むと途端に旨味と甘い肉汁が口の中に広がり、とても濃厚でジューシー。それでいて、とても脂身があっさりし、香りが豊かで噛むほどに肉本来のうまみがじんわりと広がり、余韻を愉しめる味わいです。一度にたくさん食べても胃もたれしにくいから、いくらでも食べられてしまいます。



ウエットエイジング加工で、余すところなく届ける

年間出荷頭数の少ない土佐あかうしですが、やはりその美味しさをたくさんの方へ届けたい。今回のプロジェクトでは「ウェットエイジング」による長期熟成を採用して加工を行います。これは長年職人の経験のもと、温度・湿度が管理された冷蔵庫で約30日間以上熟成させる方法で、旨味を約4倍にまで引き上げます。さらに雑菌の繁殖を抑え長期保存を可能にします。一般的な「ドライエイジング」では乾いた部分は食べられず、30%程度の食品ロスが発生してしまいます。しかし「ウェットエイジング」ではほとんどの部分を食べられるため、食品ロスを押さえることも可能なのです。今回のクラウドファンディングで皆さまからいただいた寄付金は、ウェットエイジング加工を行うための畜産加工工場建設、機械導入費に充当させていただき、ご家庭でも手軽に土佐あかうしを召し上がっていただけるよう取り組んでまいります。



土佐あかうしを安定して提供する芸西村の未来を創造します

土佐あかうしと芸西村の魅力を全国に発信するのが目的ですが、他にもその魅力を知っていただくことで叶えたいことがあります。芸西村はとても小さな村で、人口が少ないことは最初にお伝えしましたが、働く場所も少なく、若者は都会へ出てしまい過疎化は進む一方です。ですから、土佐あかうしの加工を行うことで地域の活性化につなげ、若者から年配の方までたくさんの雇用を生み出したいと考えています。また、芸西村や土佐あかうしの魅力を知っていただくことで「土佐あかうしを育てたい」と感じてくださる方とも出逢いたいです。もちろん魅力をわかっていただけても「住む場所がない」「引っ越す金銭的余裕がない」という方もいらっしゃると思います。そんな方でも芸西村に来て土佐あかうしに関わっていただけるよう、住宅などバックアップも行っていく予定です。県内・県外の方と共に、活気ある芸西村にしたいと考えています。

スケジュール

2023年4月頃 加工施設着工

2023年9月頃 設備導入・試運転

2023年12月頃 物流開始

幻の和牛「土佐あかうし」の生産を守るため、 全国の皆さまに知ってもらいたい! vol.1


こんにちは、一般社団法人土佐あかうし協会の取材班、川村です。


2022年7月21日に嶺北地区で土佐あかうしを育成されている川井さんを取材。川井さんの牛舎では約300頭を飼育しているそうで、牛舎ならではの悩み、土佐あかうしの現状について迫りたいと思います。


Q.なぜ土佐あかうしを飼育しているんですか?


A.嶺北地区には昔、土佐あかうししかいなかった為、育て始めました。


Q.川井さんの思う赤牛の特徴はなんですか?


A.大人しく育てやすいです。サシは少ないが、赤身がおいしいのが特徴です。


川井牛舎

土佐あかうしは県内への流通が多く、今後都心部への流通が増えてほしいとのこと。

出荷数が増えると、市場全体の価値が上がり、結果的に1頭当たりの値段もあがるので今後に期待しているようです。

次回は、牛舎を取り巻く環境と今後の課題についてご報告いたします。

幻の和牛「土佐あかうし」の生産を守るため、 全国の皆さまに知ってもらいたい! vol.2

今回は、牛舎を取り巻く環境と今後の課題についてお伝えさせていただきます。

人手不足

牛舎界隈では人手不足なのと働き手の高齢化が深刻。

エサ代の高騰

実際に土佐あかうしの牛舎さんに取材に行って分かったのは、やはり牛舎自体の存続がいくつもの問題によって困難なものとなっている。高齢化や餌の高騰など笑い事ではない。

また土佐あかうし自体の認知度や実際に食べれるお店が増え、消費数が上がらなければ全体の底上げにならないと感じました。

高知のブランド和牛、土佐あかうしをもっと盛り上げていくために、私達一般社団法人土佐あかうし協会で総力を挙げてサポートしていきたいですね。