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20160510

meets! まつら

松浦市は、かつて「末盧(まつら)」と呼ばれた海と島のまち。

3世紀、中国の史書「魏志倭人伝」にある弥生時代の国のひとつで

《古事記》仲哀天皇段に登場する末羅県(まつらのあがた)」、

《日本書紀》神功皇后摂政前紀にみえる「松浦県(まつらのあがた)・梅豆羅国」とも同じ地です。

大陸からは、一支国(壱岐)を経て、邪馬台国に渡るゆえ、

九州本土で最初に上陸する、古代北九州の要地であったとされています。

これらの古典が伝えるところには、

人々は、山海に沿って暮らし、

海中に潜って魚や鰒(あわび)を捕えて食し、

地は、前を歩く人が見えないくらい草木が繁茂している、とも。

四千余戸の暮らしは、豊かな自然とともにあり、

漁を生業に生きた先人の息づかいが記されているのです。

さらに後の世、鎌倉時代には「松浦党(まつらとう)」という名で大海を渡り、

歴史の荒波をも力強く生き抜いた、たくましい松浦民の原点。

こんなふうに、海とともに在った私たちの祖先が

日本という国の興りに深く関わったその歴史の重みを、

「まつら」という言葉からほとばしるのを、感じ得てならないのです。

だから

その史実が、これからも久しく松浦の未来を照らすように、新生・松浦市の心意気を”意匠”に代え、

その「音」を、冠しました。

まつら。

そこにはいつも、清々しく美しい響きがあります。

「meets!まつら」

それは松浦の

「ほんものとの出会い」なのです。

ほんものとの出会い

 meets!まつら