2合、3合の使いきりサイズのお米がたくさんセットされ、
無酸素封入により、長期保存が可能なため、山間米が長い間楽しめます。
木箱も色々と利用できます。
四万十山間米とは
高知県の西部、四万十川中流域にある西土佐で、水や減農薬など厳しい条件を満たして育った西土佐産ヒノヒカリのみが「四万十山間米」と呼ばれるようになります。
山あいの一番上の田んぼに、一番最初に引き込まれる谷水を「入り水」と呼び、昔から「入り水の米はうまい」と言われていますが、現在、山間では農家の高齢化と過疎により日本の原風景が失なわれつつあります。
つまり、この風景が消えてしまえば、何百年も継承されてきた米づくりの道具や知恵、そして、美味しいお米さえも無くなってなってしまうかもしれない。そこで、西土佐では「もう一度、米づくりを見直したい」と、昔からの知恵と四万十の恵みを活かしたお米づくりを始めました。
そうして生まれた四万十山間米は美味しいだけではなく、四万十地域の文化や昔ながらの生活を守るという大切なことにも繋がっているのです。
水が生まれる四万十中流域 山間の米
「水のあるところに人は住む。水のあるところに米は育つ。」
水が生まれる山間地域の米つくりは日本の心と風景をつないできました。しかし今、人の暮らしは変わりました。暮らし方が変わると風景が変わります。
山間の美しい棚田が植林の山に消えています。
「わたしたちは、この風景をなんとか次の世代につなぎたい。」
その思いを込めて、水と土とやりとりしながら、昔に学び、あたらめて米つくりをはじめまています。
四万十中流域は水が生まれるところです。米づくりをつなぎながら四万十の心と風景を残していたいのです。
山間の米つくり
11月~土つくり
稲刈り後の田を耕しておきます。
稲刈り後の田んぼは、冬が来る前に一度荒く耕しておきます。大きな土の固まりが凍り、霜柱が立ち、自然に崩してくれます。あらかじめまいておいた藁も冬の間に土と混ざり養分となります。昔は山で刈った草を山に積んでおき、春には牛の糞や寝床の藁などといっしょに田んぼに鍬込みました。
5月~代つくり
田に水を張ります。苗代にもみを播きます。
春が来ると、いよいよ田んぼの本番です。最近は機械稲作ですので箱で育苗しますが、昔は苗代をつくり籾を播きました。田んぼの土で畦を塗って、何度か田んぼを代かきして苗が30日を超えると田植えです。
5月~6月 田植え
昔の田植えは大イベント。みんなで手を貸し植えました。
田植えの段取りは数週間前から地域のみんなで相談して日取りと段取りを決めました。苗代から苗を取る人、苗を運ぶ人、牛を扱う人、後からならす人、目印の縄をひく人、そして田植えをする早乙女さん。総勢20人ほどが毎日田んぼを替えながら田植えをしました。夜はお世話になった田んぼの家がみんなをもてなし楽しい数日を過ごしました。
7月 田休み
昔のお百姓は休みなどありません。宣言してみんなで休みました。
集落全員の田植えが終わると、日を決めてみんなで休みました。昔はみんな働き者でしたので、みんなで決めて宣言しないと休みませんでした。
7~9月 田の草ひき、水の管理
田んぼの草ひきは重労働。水管理ができて一人前。
田植え後、根の分結を止めるまでは水が必要です。夏は水温が上がり過ぎるのでかけ流しにしたり、浅水にしたり、深水にしたり水管理は永年の経験と勘が必要です。田んぼには草がどんどん生え、稲刈りまでに一番草、二番草、三番草、止め草と4回田んぼの草を引きました。
9~10月 稲刈り、稲木かけ、脱穀
稲刈りは天気を見ながら。稲木かけまで一日で一気に。
お世話の甲斐あって、やっと頭を垂れた黄金の稲を刈り取ります。目安は8割り熟れたところで刈ることです。米は穂先がおいしいから、熟れが過ぎないように注意します。
11月~ 藁とり
藁は農的生活の必需品です。農具はもちろん、神祭りにも使われ、衣類や靴のかわりになりました。
「藁がなくては生活ができない」というぐらい藁は貴重なものです。もちろん米を入れる俵も藁です。肥料にも牛の寝床にもなるすぐれもの。特に地域の神祭でしめ縄などに使用するものは美しく仕上がったものを納屋などに保管していました。
グッドデザイン賞を受賞した枡袋
昔の紙の米袋の保管材としての長所と形状のアイディアを生かし、「枡」をイメージした立方体のパッケージデザインをつくりました。印刷も2色までに抑え、大豆インクを使用。消耗資材に経費をかけない環境と廃棄に配慮しました。
どんなに炊飯器がハイテクになっても中の目盛りは「升」や「合」なのです。
【お礼の品について】
容量 :木箱
3合(450g)×6ヶ
2合(300g)×6ヶ
事業者: 四万十の山問屋 山間屋
発送期日: 混雑時によりお届けが遅れる場合もございます。あらかじめご了承をお願い申し上げます。